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教養番組が好きな理由

Aug 18, 2020

その理由をこの半年ほど幾度となくぼんやり考えていて、他にも答えはあるのかもしれないけど、自分の中で納得できたのでいったんメモしておこうと思います。

自分はどちらかというと専門性を深めるより、広く浅く色々な分野を知るほうが楽しいと感じるタイプです。

昔から入門書を読んだり、何を書いているか理解できない基本書を読んだり、その分野について会話を盗み聞きしてしまいます。

自分が末っ子で、小さい頃から大人たちのよくわからない話を聞いていたのが影響しているのかもしれません。

それだけではほんの表面の知識すら得られないということは理解しているつもりです。

そもそも、知識を得ることにそれほどこだわっていない気もします。

自分の専門のことを楽しそうに話してる人たちを見ていると、その分野にいればきっと素晴らしい世界が見えているんだろうなあと思って、自分もそれを見てみたいなと思えるのです。

学生の頃までの自分は、世界には色々な研究対象があって、この世界の理はすべて美しいもののように感じていました。そしてそれを支えている人々に感謝していたし、そういう風に成り立っている社会に恩返ししたいと思っていたのでした。

自分の中のこういう感覚を、本当に今日まで忘れていたのでした。

初めは社会のためになることをしたいと思って一生懸命働こうとしていたけれど、どうでもいい人間関係のいざこざとか、どうにもならない現実だとかを数年間目の当たりにしているうちに、すっかり心が荒んでしまって、スタート地点の気持ちをなくしてしまっていました。 どうすることもできない自分に対しても、社会に対してもどこか諦めたまま生活している。

そんな中でも、何の目的もなく勉強したくなることが定期的にあって、昔あまり得意ではなかった科目を学び直そうとしたり、また別の新しい何かを始めたり…を繰り返していました。

これまで、こういう行動は過去の反省とかコンプレックスに対する反応だとばかり考えていたけど、 世界の美しさをもう一度見たいという欲求だったのかなあ、と今は思ったりしています。

仕事から離れている今は、色々な教養番組を観る機会も増えたけど、意識して止めないとずっと観続けてしまいます。

そこで何か新たな発見があると、妙に嬉しいような楽しいような気持ちになります。

それは単に知的好奇心が満たされたからなのかもしれないし、上に述べたように過去の感覚が取り戻せるからなのかもしれません。